恋月夜~何もない部屋~

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※ 何もない部屋に一人きり。  淋しさと切なさが、私の心に残ってる君を、想いを涙で濡らす。  初めて君と出会ってから、私は少しだけ大人になれたの。  一人で過ごす毎日に、君は光をくれたよ。  無邪気で子供みたいな私でも、君は優しく包んでくれた。  その温もりに守られている幸せな日々が、当たり前なんだと思ってた・・・。  何もない部屋に一人きり。  淋しさと切なさが、君のわずかな温もりさえも消し去ってしまいそう。  いつまでも続く幸せは、どんなに願っていたって、いつの日か、突然終わって、ただの夢へと変わるんだね・・・。  幾つもの星の瞬きは、私に静かに語りかける。  二人で過ごしたあの日も、同じ夜空を見つめてた。  心に残る、あの日の二人は笑顔で、君はそっと抱きしめてくれた。  これが幸せってものなのかなって思って、そんな優しさに泣いていた・・・。  月のない空に、一つ光る小さな星の欠片。  君が残した優しさに震える私の心みたい・・・。 ※ 何もない部屋に一人きり。  淋しさと切なさが、私の心に残ってる君を、想いを涙で濡らす。  いつか終わると気付いてたなら、君と一緒にいなかった。  君と出会わずにいたかった。  何もない部屋に一人きり・・・。
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