Chapter02

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僕の目が開いたのは、鼻をくすぐる心地良い風の仕業だろうか。小さな正方形の窓からは、風とともに子供たちの笑い声が入り込んでいた。 「こ…ここは…?」 そこで僕は、自分の置かれた状況に疑問を持った。 まず、寝かされている。どこかも分からない場所に。小さな部屋。小さな窓、小さな扉が一つずつ。少し頭を上げると、背の低い机が見えた。
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