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あの頃は大人に為りたくはなかった
周りの大人を見て自分もあんな風に為るのなら 大人には為りたくはないと思ってた
だから いつも死ぬ事ばかり考えてた
毎日毎日自分なりに 死ぬための知識を埋め込んでいた
あの頃は死ぬために生きていた
周りが嫌で 家族が嫌で 何よりも声を挙げる事の出来ない自分が嫌だっただから 自分から殻に閉じこもり接触を避けた
とにかく 死にたかった・・・。
いつも いつも・・・。
でも 今 私は成人式を迎える
私はあの頃決して為りたくなかった大人になる
そして 自分の夢(ミチ)を見つけるために一歩ずつ自分のペースで歩いて行く
今 私は「生きたい」と思いながら生きている
死にたいと思ったとしても昔みたいに殻に閉じこもる事は もうしない
だって 心から信じれる事が出来る友達がいるから自分のためにも 私の事を思ってくれる友達のためにも
私は生きて行こうと思う年を重ね死んでしまうその時に 満足が出来るように・・・。
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