戸惑いながらの恋

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『ねぇ 遊びに行こう』 そぅ 言って あたしに 声をかけてきたよね あたしは『いいよぅ』 と答えたよね 軽い女だと思われてかな あなたは知らないだろうけどね あたし達 逢うの三度目 だったんだよ 市民プールの近くに 喫茶店あるでしょ? あそこの二階で あたし先輩とふたりで 巨大パフェ食べててね 窓からであなたを 見つけたんだ あなたは友達と楽しそうに笑っててさ あたしはあなたの笑顔に くぎずけだった その日から あなたは あたしの心に住み着いた あなたに逢いたくて 毎日 自転車で一時間 かけて 海まで通った 一週間通って 一度も 逢えなかった… 諦めようかなぁ… 何て考えてた… そんな事を思いながらも 仕事のように通う あたしがいた… 通い初めて二週間 巨大パフェを一緒に 食べてた先輩とバイクで 行った時だった 『ごめん すぐ 返すから バイク貸してもらえない』 あなただった あたしの気持ちを 知っていた先輩は 『いいよ』と言った きっかけになればと 貸してくれたんだ あたしはドキドキしてた… だけど 待っても 待っても帰って来ない… 『やばいな』先輩が 言った…あたしは 申し訳ない気持ちで いっぱぃになった… 一時間ぐらいして 『本当にごめんね』 そう言ってジュースをくれて『ありがとう 助かった』 そう言って 帰って行った 『何やってんの?』 先輩が言った だけど あたしは緊張のあまり 顔なんてまともに見れないし 声なんてかけれなかった…『バカだなぁ』 先輩に言われながら帰った… それが二度目の出会い 覚えてないでしょ? あの時 一緒にいたのは あたしだぞ だから 行くって いったんだ 知らなかったでしょ? 初めて言ったもんね
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