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いつも僕はそうだった
人の助けばっかり
頼って
失敗を怖がっていた
日は昇るものだと思ってた
待ってれば
光は
降り注ぐと思ってた
木漏れ日でも
満足出来ない
そんな僕は
あの丸い太陽の光
全部欲しいと天に願った
誰にも渡したくないと
神に頼んだ
次の日
陽射しは矢の如く
欲張りアサガオに
降り注ぐ
…
光をとられた空は闇に
光をとられた大地は廃れ
暗黒に取り残され
立った一人
すべてを失い
痩せた地面に横たわる
欲張りを後悔しながら
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