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龍二たちがグラウンドにつくと、そこには2人の少年がいた。
鼻バンをした少年と
たてがみの少年。
いずれもエナメルバックを担いでることから新入部員だとは感じ取れる。
鼻バン少年
「こんにちわ~っす‼」
龍二たちに気付いたのか、鼻バン少年はすかさず挨拶をしてきた。
たてがみの少年
「ちわっす‼」
たてがみの少年も軽く頭を下げる。
案外、礼儀正しいみたいだ。
龍二
「君ら、新入部員か?」
鼻バン少年
「はい‼北山城中学出身の清永光【きよなが ひかる】です‼中学時代はショートとピッチャーをしてました‼‼」
たてがみの少年
「中越の吉山中学出身、倉田信一【くらた しんいち】です‼中学時代はピッチャーをしていました‼‼」
自己紹介する2人。
しかしヒロキチにはどうも違和感があった。
ヒロキチ
「倉田?そういや君…松芝高校の倉田に似てないか?」
倉田
「はい、兄貴は松芝高校の元エースでした。今は社会人で活躍してるらしいですが…その兄貴からの推薦で山城高校にきました‼」
ヒロキチの予想は的中した。あの松芝高校元エースの倉田の兄弟ではないか。
大いに期待できる。
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