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大木の側で少年少女がたっていた。
「俺、家の都合で外国に行かなきゃならなくなっちまった」
蝉の声がなり響く中、漆黒の髪を風になびかせながら少年が言った
少年の声はまだ声がわりがしていないらしく幼い声だった。
「え?嘘でしょ?だって…」
少女が言葉を飲み込む。
「またな。」
漆黒の少年は少女を避けるかのように去ってしまった。
「そんな…だって…だって…」
少女が粒やく…
だって…私…まだ好きって伝えてないんだもん…
大きな大木の側で蝉の声と共に少女は一人残された…
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