別れ

2/2
前へ
/19ページ
次へ
大木の側で少年少女がたっていた。 「俺、家の都合で外国に行かなきゃならなくなっちまった」 蝉の声がなり響く中、漆黒の髪を風になびかせながら少年が言った 少年の声はまだ声がわりがしていないらしく幼い声だった。 「え?嘘でしょ?だって…」 少女が言葉を飲み込む。 「またな。」 漆黒の少年は少女を避けるかのように去ってしまった。 「そんな…だって…だって…」 少女が粒やく… だって…私…まだ好きって伝えてないんだもん… 大きな大木の側で蝉の声と共に少女は一人残された…
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加