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サイは、指輪を見つめながら悲しそうな目をしていた。
すると、ウィルが来て隣に座った。
「どうしたその指輪?
女と喧嘩別れでもしたのか?」
「いや・・・俺結婚するんだ。
地球で...
だから、生きて帰れるかなってね」
ウィルは、空を見ながら笑顔で話し始めた。
「なーに弱気になってるんだ
大丈夫だ。俺がしっかり彼女の元へ返してやる。
・・・・・で名前はなんて言うんだ?」
サイは、少しづつ元気が沸いてきた。
そして、指輪をポケットにしまって立ち上がり笑顔で言った。
「教えない」
「そりゃないだろう」
二人は、いつの間にか大声で笑っていた。
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