出発

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三ヶ月後 「・・・・・ここは?」 壁の隙間から光が射し込みアルスは、目を覚ました。 起き上がり、周りを見回すと辺りは、所々から、煙が出ていた。 「みんなは・・・・」 アルスは、つい今さっきのことを思い出した。 ーーー 船は大きく揺れ、アルスは窓を見た。 見えたのは真っ赤な炎、その下に、美しい惑星が見える。 惑星に近づくにつれ、船が揺れまくる。 どうやら、防護シールドを展開してないようだ。 そして、アルスは移動しようとした時、後ろから青年が走ってきた。 「カインズ! 俺は、ブリッジに向かう」 アルスが大声でカインズという名の青年に言うと青年は小さく頷き、機関室へと向かった。 そして、歩きだそうとした瞬間、意識がなくなった。 ーーー しばらくすると、アルスと同い年のサイという青年がアルスに向かって走ってきた。 「無事か?」 サイは、優しく手を差し伸べながら言った。 サイは、アルスと同じような若者で特に特徴的なのは、左手に傷があり、指輪を大切に持っていることだ。 「ああ、なんとかな。 それより・・・・みんなは無事か?」 アルスがそう言うとサイは少し笑いながら言った。 「もちろん、みんな無事だ お前が最後だよ」 サイは言い終わると歩き出した。
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