出発

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食堂には、アルスとサイ以外の8人全員、水を飲みながら会話をしていた。 アルスとサイは、冷蔵庫から水が入ったペットボトルを取り出し、空いている席へそれぞれ座った。 「アルス・・・お前しぶといな」 金髪で少し髭が伸びているレフリーという男性が言った。 「悪かったな!生きてて」 「もう、2人とも止めてよ」 レフリーの妹のリフリーは止めに入った。 すると、プリンという若い女性が話し始めた。 プリンは、アルスより少し年下で茶色い髪の毛をしている。 「アルスが来たから話すわね カインズの話によると実は、船の修理には一日、二日かかるらしいの。」 すると、エンジニアであるカインズが会話に入ってきた。 「応急処置だぞ! お手伝いロボットを使ってな。 しかもそのロボットは、お客に渡す製品だしな」 カインズは嫌みのように言った。 なぜなら、この船は貨物船だからだ。 カインズが言い終わった後、いつもは無口で最年長のマックスが話し始めた。 「そんなことより、救難信号のこと気にならないか?」 アルスは、カインズの話をそっちのけて聞いた。
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