milkchocolate

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「好きすぎて怖いんです……。」 「理子……。」 ゆっくりと押し倒される。 「だ、駄目です……。制服がしわになる。」 「じゃあ、着替えてくるよ。」 少し不満そうにそういって立ち上がった。 涙はまだ止まった訳じゃないが少しは落ち着いた。持ってきたバッグを漁り、有る物を取り出す。 着替え終わってきた五十嵐が横に座る。ラフな姿なのに格好いいと思えてしまう。さっきの続きをしようと、肩を引き寄せようとした。それを制して、有る物を渡す。 「ん?」 「チョコです」 小さな箱に入ったチョコだ。既製品だが、専門店のチョコ。量は少ないが、結構おいしいと理子は思ってる。 「バレンタイン?」 「はい」 「じゃあ、お返ししなきゃいけないな。本当は明日、ちゃんとした店でと思ってたんだが……まぁ、いい。」 立ち上がった五十嵐は有る物を持ってきた。
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