~忠義の気持ち~

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忠「なんやねんアイツ…」 完全に拒否られてることがわかりイラっと来た。 とりあえず何か知らんか弟に電話した。 弟「兄ちゃん。ごめん。愛ちゃんから口止めされてて言われへん。てか俺らも聞かされてへんねん」 忠「わかった。ありがとう」 そう一言告げ電話を切った。 次に愛の兄貴に電話をする。 愛兄「忠義ごめんな。俺もオトンもオカンも理由聞いとらんけど忠義には言わんで欲しいって言われてん。いつかは聞かれたら困るとは思ったんやけど愛がつらそうな…泣きそうな顔で俺らに頭下げた。せやから愛は愛なりに考えてのことやと思うから愛が何か言うまで待っててくれへん??」 そこまで言われると何も言えんくなった。 忠「わかった。ありがとう」 短くお礼を言いまた収穫のないまま電話を切った。 忠「はぁ…。マジ意味わからん」 一人暮らしの家も知らん。 連絡先も知らん。 どうすることも出来んかった。
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