~忠義の気持ち~

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~次の日~ 愛のことばかり考えとってろくに寝ないまま仕事に向かった。 何個かの仕事を終わらせ今は送迎の中。 通路を挟んで隣にはヤスがおって俺は外を眺めながらヤスに声を掛けた。 忠「なぁ…ヤス…」 章「ん??」 ヤスはパソコンを弄っていて軽く返事をした。 忠「…………」 こんなことヤスに言うてどないすんのかという気持ちになった。 せやけど愛のことを知ってるヤスに何か知らんか聞きたかった。 忠「ヤス……」 章「やから何??」 そうとうパソコンに集中しとるみたいで素っ気ない返事が返って来る。 忠「あんな愛と連絡取れんくなった」 章「…………。ん??今何て……」 忠「せやから愛と連絡取れんくなった。言うたの」 俺の言葉にビックリしたのか俺の方を勢いよく見てきた。 外を眺めているガラスにヤスの顔が映り目が合う。 章「どういうことなん??」 忠「俺も知らん。昨日メールしたらエラーで返ってきよった。電話したら、この番号は現在使われておりません。ってアナウンス流れた。弟も愛の兄貴も周りみんな愛に連絡先のこと口止めされてるみたいで何にもわからん」
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