女王の卵

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「今月どうしよう…」     今日もルミ(当時20才)はアルバイト探しにあけくれていた   お嬢様大学に通っているのだが、仕送りだけじゃやっていけないのだろう…   携帯代やら色々買えば、すぐなくなるのかもしれない?     今どきの若い子である   コンビニに行って、今週号の求人誌を買った。     今まではあんまり興味のなかった最後のページにある、水商売関係の仕事を食い入るように見た       「水商売かぁ…地味な私にもできるかなぁ…」     北海道の牧場育ちのお嬢様のせいか、その時はすごく興味をもったらしい   体験した事のない世界…     華やかな世界…     嘘偽り、裏切り、欺瞞のある世界…   ルミは迷った結果       「よしっ!お水に挑戦してみよう!」
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