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寒い。
一体何が起こったんだっけ?
そうか殴られて気を失ったのか。
いや…死んだのか?
まぁいいや。
それでも。
でも何か忘れてるような…
(´・ω・`)「クー?」
僕は生きてた。
降りしきる雨に打たれ体は冷え切っていた。
しかしそれでも生きている。
それよりクーは無事か?
辛うじて這いずりクーの元へと向かう。
(´・ω・`)「クー?」
クーは冷たくなっていた。
衣服は乱れ。髪もぼさぼさ。
白い液体まみれになったクーは
もう動く事は無かった。
(´・∀・`)「クー嘘だよな?なぁ…ハハッ」
笑?何故今なのだ。
皮肉にも殴られた事で治ったようだ。
しかし今は笑いたくなど無い。
(´・∀・`)「ハハハ違うんだよっ」
僕が望むのは笑いじゃないんだよ。
(´・∀・`)「なんでハハッ…泣けないんだよハハハ」
そう…笑えるようになった代わりに泣けなくなっていた。
(´;∀;`)「クー!クー!!アハッハハハハッアーハッハッハ」
雨が伝い一見泣きながら笑っているようにみえる。
しかし僕の涙腺から涙が溢れることは無かった。
(´・ω・`)は笑いたいようです ~完~
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