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川゚-゚)「では手術するんだな。」
(´・ω・`)「ああ。来週の月曜日病院に行ってその旨を伝えるよ」
不思議と怖くは無い。
まるで死の危険性が無い感じだ。
これもクーのおかげか。
川゚-゚)「ではその日の夜見舞いに行くよ」
(´・ω・`)「気にしなくていいさ。必ず成功する」
川゚-゚)「その意気だ。そうだ…」
言葉の続きを待つ前にクーと僕の唇が重なった。
初めてのキス。
大人のキスとは程遠いまるで付き合いたての中学生のような接吻。
その口付けはほんのりモスコミュールの味がした。
(´・ω・`)「ななななななななな何を…」
川゚-゚)「もちつけ。おまじないだ
手術が無事成功するようにな」
柄にも無く動揺してしまった
クーは相変わらず平静だ。
しかしクーの頬はほんのり赤くなっていたが
僕は気づかなかった。
(´・ω・`)「そ…そんな急にしなくとも」
川゚-゚)「私たちもいい年だ。キスぐらいで動揺することも無い。
まさかファーストキスなわけでは無いだろう」
流れる沈黙。
川゚-゚)「……すまなかった。」
(´・ω・`)「いや…君ならば光栄だよ」
ここで声を上げて笑いあいたいところだがそうもいかない。
初めて笑が戻ることを望んだ。
川゚-゚)「ではまた月曜日に」
(´・ω・`)「そうだね。じゃあここで」
別れた後、クーはファーストキスだったのだろうかと少し気になった。
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