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人がいなくなったのを見計らうと急いで男の元に向かい記憶再生装置を使い記憶を探った。
ここで、藤吉郎に誤算が生まれた。
武士だと思ったこの男は、農民だったのだ。ただ侍になるためにこんな格好をしていただけだったのだ。
瞬間整形マシンは、材料がないと一回しか使えない。
この時代に材料等ある筈がない。
藤吉郎は、頭を抱えた。
最初の最初でつまづくなんて。
親父に顔向け出来ないと。
ただやるしかないと前を向いた藤吉郎は、この男を山へと連れていき殺し埋めた。
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