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再び下に戻った藤吉郎は、この男の記憶を探りながら対策を立てていた。
農民からだと織田信長の重臣、イヤ家来になる事さえ無理だ。
どうにかならないものか?
そんな時、この男の記憶の中に覚えのある名前があった。
犬千代。犬千代とは、武家の子で、後々の名は前田又左衛門利家。
織田信長の重臣で、織田信長死後、柴田勝家の重臣となり明智光秀を討とうとし殺されたと記されている男である。
この男は、なんと犬千代と友であった。
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