確信

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学校に着いた。 私はミズサと一緒にサッカー部の部室へ入った。 「「!!」」 二人は固まってしまった。 「…ミズサのユニフォーム……」 ズタズタに切り裂かれていた。 「ひどい…」 昨日の今日といい、やはりミズサは誰かに憎まれているんだ…。 「おはよう♪あれ?ミズサにナツメどうした……の……」 部室に入ってきたカホの視線は、ミズサのユニフォームに釘付けになった。 「ひどい…!誰がこんな…」 カホはユニフォームの側に駆け寄った。 「…ハサミか何かで切ってある……」 「カホ、気にしないで?昨日のスライディングのせいだからさ♪」 ミズサは明るい顔でそう言った。 「…でも!」 「いいから☆今日も、大会に向けて練習頑張ろう?」 カホは、ちょっと戸惑いながらもうなずいた。 「う、うん……」
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