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「いってぇ…何だっていうんだよ…まったく…」
苦痛に顔を歪めながら頭を押さえ目を開けると、目の前にはジャンの姿。
…あれ?何でジャンが俺の上に…
「ジ、ジャン!…おまえっ……俺を襲ってる?…いい眺めだぜ?…」
何ておいしいシチュエーション…まさか夢か?とお尻を撫で撫で…
そんなセクハラを受けながらも、その変化に気付いたジャンは、思わず力一杯抱き付いた。
「……戻った…?良かった!!…そうだよ、僕が襲ってるんだから、セクハラはやめてよね…?」
楽しそうに笑いながら、撫でる手を軽く叩く。
「戻ったってなんだ?そういやぁ…なんか空から降ってきて…って、へぇ…襲ってくれたんだ……
こりゃ、すげぇや…。」
普段のジャンからはとても聞けそうにない反応に、嬉しくてそのまま背中に手を回し、
しっかりと抱き締めた。
「何でもないよ、もう済んだ事だから……大好きだよ、フィリス…。」
抱き締めあったまま満面の笑みを浮かべ、ジャンは今度こそ自分の素直な気持ちを
伝える為に、そっと顔を上げて口付けた…
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