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そしてルゥはここまでのいきさつを葵に小声で説明したのだった。
ルゥ
「…………ってこと何です」
葵
「へーそうなんだ、お兄ちゃんもいいとこあるじゃない」
説明を受けて葵は納得したらしい。ルゥが小さい理由と天が遅刻しかけた理由を……。
そしてそんな納得している葵に天は言った。
天
「人がまるで駄目人間みたいな言い方をするな!」
校長
「ゴホンっ!続けていいですかな?」
そして校長は天と葵を睨んだ。心なしか殺気すらも感じられる。
天、葵
「すっ……すみません」
天と葵は心の中でも《マジギレ寸前だぁ!》――とハモっていた。
そしてその後は天達も静かにしており、入学式は無事終わりをむかえた。
校長
「…………ってことですからみなさん楽しい学園生活を送って下さい。
あとはクラス分けした紙が北校舎の入口にありますので、みなさん確認して各教室に向かって下さいね」
校長は一礼をすると壇上から降りた。
その後は各自でクラスの確認だったので、生徒達はワイワイガヤガヤと喋りながら北校舎へと向かったのだった。
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