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とりあえず四人は一緒に近くの席に座った。
天は窓際で天の前に大守、大守の隣が葵、天の右隣がルゥとなっている。
葵
「私達の担任てどんな人かなぁ?」
大守
「確かにな。それってこれから一年間の付き合いやし、かなり重要な所やな」
ルゥ
「たしかにそうですね」
天
「あんまりキャラ濃い人だと俺達がついていけないしね」
そんな感じに四人が話していると天は当然前から話しかけられたのだった。
「よっ!久しぶり!」
突然話しかけてきた少年の方を天は見た。もちろん他の三人もその少年を見ていた。
天、葵
「…………」
天と葵はなんでお前がいるの?って顔をした。どうやら二人はこの少年と面識があるらしい。
「二人とも忘れたとか無しにしようよ?中学からの仲じゃないか!」
天
「いや……」
葵
「思い出したくない……」
天
「記憶……」
葵
「だから!」
「何だよ二人して酷いなぁ……まっ相変わらず二人は息ピッタリだな。俺、隣のクラスだからさ!二人の名前見つけたから挨拶に来たんだ」
天
「リョウ……隣のクラスなんだったら早く行ったら?」
リョウ
「何だよ冷たいな~……中学の時は同じチームで頑張った仲じゃん!」
天
「人がお前のせいで……」
天は何かを思い出す様に拳を強く握った。
その時だ。葵が席から立ち上がった。
葵
「あーっ!もう欝陶しい!《バオス》」
葵は人差し指の先に5㌢程の赤く燃え盛った球体を出現させた。
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