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天と葵が教室の中へと戻ると、アリーナは出席簿をパンパン叩きながら二人を見て笑っていた。
アリーナ
「ハハハ!あんた達いい仕事してるねぇ!いや……本当、おかしい……」
アリーナは何がおかしいのか分からないが、綺麗な顔立ちが台なしなぐらい豪快に笑っていた。
そんなアリーナを尻目に天と葵は少し顔を赤くさせて俯きながら、自分の席へと戻ったのだった。
アリーナ
「さてみんな揃ったから始めようかね!
とりあえずさ、みんな4~6人でチームを作りな!んで作ったチームは私にメンバーとチーム名を言いに来る事分かったかい!?」
生徒達
「「「「はーい」」」」
アリーナの問い掛けに天達を含めた生徒達は元気よく返事をしたのだ。
天
「まっ俺達はこれでいいかな?」
天はニカッと笑うと大守やルゥ、葵を見た。
そんな天に賛成するようにルゥは大きく頷いた。
ルゥ
「そうですね私も天さんの意見に賛成します。皆さんこれからもよろしくお願いしますね」
ルゥはニコッと微笑んだ。
大守
「そうやね、これもなんかの縁やな。まっ、よろしく頼むわ」
大守はもともと細い目がさらに細くなっていた。
普段から顔が笑って見えるので判別は難しいが笑っているのだろう……たぶん。
葵
「お兄ちゃん足だけは引っ張らないでよね?」
葵はそんな事を言っているが天達と組む事に関しては何も言わなかった。
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