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葵
「だけど、私からして見れば北の家族もどうかと思うな」
三人の視線は自然と大守に向けられた。
大守
「ちょっ!みんなしてなんやねん!その……何て言うか物言いたそうな顔は!?」
同時にコクっと頷く三人。そんな三人に大守は半ばやけ気味に言った。
大守
「あー!もう!分かっとるって!だからそんな目で僕を見んといてぇな!」
大守の名前は半ば強引に却下させられた。
残るは天とルゥの考えた名前なのだが、ここでルゥが口を開いた。
ルゥ
「あの……皆さんさへよければ私は天さんの考えた名前がいいと思います」
そんなルゥの意見に天はえ!?――と言った感じでルゥを見ていた。
葵
「まぁ、私はいいけどなんで?」
葵の質問に大守も頷いた。
ルゥ
「これと言った理由はないですけどなんだか‘心の翼’っていいじゃないですか!」
そんな事を言ってニコッと笑うルゥに、始めは呆気にとられていた三人も、お互いを見合わせてコクんと頷いて‘決定’――と声を合わせて言ったのだった。
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