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大守
「たしかに魔人には効果はなんも無い……。せやけどな?
おまじないはある……まぁ言えばめいしんやね」
天
「めい…しん?」
大守
「そう、めいしん。その薬飲む者祝福されし恋に出会うだろうってな。せやろ?ルゥ!?」
大守の目線の先にいるルゥはもう放心状態になっていた。
その時天は何かに気付いて慌てだした。
天
「大守!やばいぞ」
顔色を悪くした天は大守に言った。
大守
「どうしたんや?顔色悪いでトイレに行きたいんか?」
そんな天とは打って変わり大守はのんきにしていた。
天
「違うよ!今もう8時25分になるよ!」
大守
「はっ!?」
天、大守
「遅刻だ(や)ー!!!」
そして二人はハモりながら遅刻と叫んでいた。
決してこの物語のタイトルは、なんとかの中心で何かを叫ぶと言う物ではない。
天
「ルゥ行くぞ!」
天に急かされるがルゥは魂が抜けたみたいになっていて動こうとしなかった。
天
「……もう駄目だ!仕方ないっ!」
ヒョイッとルゥを持ち上げる天。
そしてその後天はルゥをお姫様抱っこして学校に走り出したのだった。
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