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と、思ったら…………
『まったく………しょうがないな、キミは。』
と言ってノートをスッと渡してくれた。
『あ…さ、さんきゅ…』
なんだ。やっぱり『友達』だったのか。
少しホッとした。
『おーい、西野~。宿題写させてくれ~(笑)』
『嵯峨野……君もか………。 西野、写し終わったら返してくれよ。』
『あぁ…』
『なぁんだ、西野も忘れたのかよ~。一緒に写そうぜ~。じゃ借りるぜ、沖浦。』
―――ふぅん。沖浦か。
あぁ…やっぱ頼りになる友達っていいなぁ………
――しみじみ思う。
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