一年目 初夏その2

3/21
前へ
/143ページ
次へ
私は結局かわいく着飾ることはせず、普段の気負うことない服装で会うことにした。 お互い夜中しか時間が取れないということもあり化粧もほとんどせず、ありのままの自分を見せるように心掛けた。 ただ、左腕には傷を隠すために買ったばかりの白いサポーターがつけられており、自分の本心も一緒に隠したのだった。         待ち合わせは私の家の近くのコンビニ。 特に何をするかは決めず、ぶらぶらして話すようになりそうだ。
/143ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加