一年目 春

4/11
前へ
/143ページ
次へ
ちょうど同じ頃、勉強でも限界を感じていて、やっても結果の出ない状態がストレスになっていた。 もともと人に悩みを相談するのが苦手で、どんどん内側にストレスがたまってしまい、全てから逃げる手段として自分の体を傷つけるようになっていた。   自分の部屋で、学校で、仕事先で、人気のない道端でと処構わず自分の血を垂れ流し続けた。
/143ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加