一年目 春

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繋がるまでドキドキしていたが、どんなキャラクターがいいか少し探りを入れながら会話を始めることにした。  「こんばんは~☆メッセージ聞きましたよ~。」 「あ、そうなんだ。よろしくね。」 (反応が良くない。)   「忙しかった?ごめんなさい。」 「いや、大丈夫だよ。かかってくると思ってなかったからさ。」 (少し反応よくなったかな?)   いろいろ計算しながら会話を続けていたが素の自分で会話するのが一番反応が良いと判断し、気楽に会話を続けていた。       「なんか面白いね~。もっと話したくなったよ。」 「もっと話す?携帯の番号教えておくよ。」  この仕事はやってはいけないこととして、直接会わない、電話しないというのがある。 もっと話したい気持ちとルールを破ることの間で悩んでいたが、楽しかった時間や優しい声で癒されたのを思い出し、思い切って電話をしてみることにした。
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