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メソメソしてたってしょうがない!
しっかりしろ!私!
スタバでフラペチーノを飲みながら、この間のオーダーの結婚指輪のデザイン画を書いてみる。
ところが、頭からヨシのことが全く離れない。これじゃぁ話にならない。
自分にイライラしながら店に出勤する。
「オーナー、例の指輪の件、いつまでに仕上げればいいんですか?」
「あー、あれ?あれ冬の式だからそれまででいいらしいよ。」
「あっそうなんですか。」
「それより他の仕事もあるからそれもやってよ。頼むよ。頼りにしてるんだから、期待の星ぃ!」
「やめてくださいよ、もう。」
そうか。結婚式って長い時間かけて準備するんだな…。
結婚か…ヨシ…。
離れてみて改めて知る。ヨシは私にとって世界でただ一人の大切な人だ。
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