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そんな不安感もいつしか薄れアタシは高校生になった
新しい友達、カワイイ制服
アタシはますますかわいくなっていた。
ここに来ると苦しくなる…
あの男と会った場所。
今はアタシ達の遊び場。
毎日の様に来ている。
『大丈夫…アタシは間違ってない』
不安に襲われそうになる度に小さくつぶやく
『どうしたぁ?』
友達が覗きこんで来た。
『なんでもないっす~』
いつもの様にフザけて返す
不安は馬鹿笑いと共に薄れる。
―――――
『やっと見つけた!高校生だったんだ…』
あの男だ…
『ごめんなさい!アレは返すから忘れて!』
前に会った時とは別人の様にイキイキとした男はアタシの手を両手で握ると
『アレは君の物だ、もう一度…いや、また僕と遊んでくれないか?』
やめて!友達が見てるのに!
言葉が出て来ない…体も動かない…
『ここに連絡して、してくれなかったらまた待ち伏せしちゃうよ』
いたずらっ子の様な満面の笑みを浮かべ名刺をアタシの手に握らせると男は爽やかに立ち去った。
『ちょ~カッコイイ!』
『こないだ言ってた年上の元カレ!!?』
男が去ると一斉に友達たちが騒ぎ出した。
『うん!年ごまかしてたのバレちゃった~』
良かった…バカな子達で。
自分への罪悪感だったのか今までアタシを襲って来てた不安が消えた。
帰ってから男にメールを入れるとすぐ返事が来た。
アタシと男はまた会う様になった…
付き合うとかじゃなくお互い時間がある時に食事したりホテルに行ったり…
旅行もたくさんした。
海外旅行にも連れて行ってくれた。
親は相変わらず忙しくたまに会えば家にちゃんと帰って来い!だの言ってたがシカトした。
男はアタシを【天使ちゃん】と呼び、会う度に大金をくれる。
アタシと男の関係はアタシが20才になるまで続いた。
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