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そのあと、かぐやが俺の顔をじっと見つめてきた。姉貴の奴何言ったんだ?
「あなた、人間じゃなかったんだ。」と不思議そうな顔をして言う。
「はぁ!?」
「獣だとは知らなかった。姿だけで人間だと判断していた。」と俯き更に不思議そうに言う。
「私も、こんなに完璧に擬人化できる獣がいるとは知りませんでした」とぬいぐるみも驚いて言う
さしずめ「あいつは獣だから気をつけて。」とかなんとか姉貴に言われたんだろうな
「かぐやもぬいぐるみも、あんなバカの言う事は信じるな!あんなバカの言う事は!」と俺はわざと二回言って強調させた。
「け~んちゃん!なんか言ったかしらー」と二階から地獄耳の姉貴の声がする。
「いいえ何も!おっお休み、姉貴。」
ほんとこういうときだけ恐ろしく鋭いな。殺される所だった。
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