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放課後、俺はいつも通り信治と一緒に下駄箱の前に来ているのだが
何やら玄関の所が騒がしい、大勢の生徒が門の周りを取り囲みワイワイガヤガヤと騒いでいる
信治『何だ何だ!?事件か!!』
野次馬魂に火の付いた信治は生徒達の中にスルスルッと入って行った
数分して信治が手招きをしている
晶『何だ信治』
晶は信治に呼ばれ野次馬の中に入っていった
信治『おい見ろよ!!琢也がめっちゃ可愛い子をナンパしてんぜ!!』
どうやら野次馬を集めている理由はそれだろう
琢也がナンパしている事はそれほど珍しく無い
ただナンパされている相手が凄く可愛い・・・・それだけで男子生徒は集まってくる
男の悲しい性ってやつだ
琢也『君は美しい!!美しい君には俺のようなカッコイイ男が似合う・・・・どうだい?俺と付き合わない?』
琢也が歯の浮くような台詞を喋っている
相手側の女の子も困った表情をしている
ん?あの子は・・・・
晶は女の子を見つめた
晶『ん~どこかで見たような』
すると女の子と目が合った
瑠妃『晶様?』
晶『・・・・はぁ?』
注目が俺に集まるのがわかる
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