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三人は場所をリビングに移して先程と同じ席に座り、有希は説明し始めた
有希『二人共、「ドリームピサロ」と言う魔物は知っていますか？』
有希の問いに二人は首を横に振り、知らないと答えた
有希『ドリームピサロは人の夢に現れる魔物で、夢を悪夢に変える力を持っています。
ドリームピサロに悪夢を見せられたら最期、その人は目を覚まさず衰弱死してしまうと言われています。
多分････お母さんもドリームピサロに今も悪夢を見せられているのでしょう』
ラル『そんな!?母さんは････母さんは助からないんですか!?』
身を乗り出し有希につかみ掛かるラル
ワルは俯き、静かに声を殺して泣いていた
有希『････助ける方法は～無くはないのですが････「シクロ草」があれば』
ガクガクと揺さ振られながら答えると
シクロ草と聞き、俯いていたワルがハッと顔を上げた。そしてぶつぶつと何か『シクロ草････シクロ草』と繰り返し呟き
ワル『シクロ草！あるよ!!シクロ草なら家で栽培してるよ』
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