◆沈黙の戦争◆

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発信先を見て、自然と笑みが出た。 時刻は、もう授業が始まる時刻だった。 そして、見えない戦争が始まった時刻だと鈴香は顔を引き締めた。 大人なんかに解るはずがない、子供だけの戦争。 誰かに頼れば、それは敗けを意味すると、鈴香は深く思った。 「誰も、信用したらあかへん」
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