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この事をアイツに報告すると激しく茶化された。(と思う。)
しばらくするとアイツは告白したという女の子に会いに行った。
返事をもらいに行くそうだ。
んー…うまく行きそうな気がするけどね。
聞いた感じじゃ石本にベタぼれみたいだし?
とか思ってたらやっぱりうまく行ったらしい。
はぁ…もう好きになるのは許されないのか…。
………。
は?!
何考えてんだよアタシ!!
アイツの事が好き?!
笑わせんな!
一個年上で甘やかしてくれるから気に入ってるんだろ?!
兄が欲しいから一緒にいるんだろ?!
それ以上の感情なんか必要ないよ。
ほら、アイツは兄なんだよ。
だからこれは恋愛感情の好きなんかじゃないって。
アイツが付き合い始めたという事実はアタシがアイツに惚れてるかもしれないという事実からますます目を背けさせた。
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