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「どうしてもだめ?」
「…。うん…」
「そう…」
アイツは叱られた子犬のような表情になった。
「じゃあしょうがないね…」
そう言ってアイツは自分のベッドに転がった。
「メイもおいで。なにもしないから」
その言葉遣いにアタシはアイツのベッドに浅く、本当に浅く腰掛けた。
この辺りもかなり記憶が曖昧になってるからよくは覚えてないんだけど、確か、「メイの方からキスして」って言われてしたのは覚えてる。
ただ寝転がっているだけなのになんだかぼんやりした物凄く心地いい時間だった。
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