告白

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アイツとのいさかいが増えだしたのもその頃。 自分なんて所詮いてもいなくても同じだと思ってた頃だったからかなりアイツを傷つけた。 でも、それは同時に自分をも傷付ける行為だったのかもしれない。 いっそアイツに嫌われてしまったらいいと思ってた。 けどアイツはアタシを見捨てなかった。 そしてアタシもその事に安心していたのかもしれない。 きっとアイツがいなくなったらアタシは生きていけないんじゃないかってくらい依存してた。 わからない。 彼氏がいればそれでいい。 アイツはただの友達でいいはずなのに…。 なのにどうしてアタシはアイツにもたれ掛かるんだ? どうして? どうして? 答えのない疑問にアタシは思考の泥沼に落ちていった。 この頃からアタシはアイツの事を「兄様」とか「兄さん」としか呼ばなくなった。
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