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『ろくに刀を扱えないのに気軽に抜くんじゃねぇよ。
まっその考えの甘さに悔いながら死にな』
「ヒィッ」
-ヒュッ -ガチッ
『…邪魔しないでくれません?』
「すみません。 貴方にその方々を斬られると私の仕事が増えるもので」
さっき通りを歩いていた男が少女の剣を防いだのだ。肩に掛けていた羽織を落とさずに…
『…仕事?あなた誰?』
「新撰組副長助勤をしてます沖田総司です。」
男ははた目から見たらまだ幼さが残った美少年。いや少女にも見えるかもしれない顔立ちだった。
『副長助勤?』
「簡単に言えば隊の隊長です。因みに私は一番隊隊長です。」
『新撰組………
いいよ。この男達は助けてあげる。
その代わり私を新撰組に連れていって』
「…へっ?」
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