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そぅ、最初は…ほとんど魚に近かった。
動物的というか本能的で心のままに…
お腹がすいたら食べる。
眠たいから寝る。
彼女の名は…人魚姫。
ある晩、嵐の海で王子様を助けます。
王子に恋してしまった人魚姫は、おきてを破り美しい声とひきかえに…魔女に薬をもらい人間になりました。
ただ条件として…
【二度と人魚には戻れない】
【王子が他の女性と結ばれたなら、次の朝に泡になってしまう】
ことがありました。
薬によって手に入れた足は痛み、想いを口にすることもできず…
王子はとうとう、隣国の姫を妻に迎え入れました。
そこへ、人魚姫の姉達がナイフを手にしやってきました。
このナイフで王子を刺し殺せば、人魚姫は生きていられると…。
死なずにすむと…。
しかし、人魚姫はナイフを捨て次の朝、泡となりました。
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