人魚姫…

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泡になる瞬間の、あふれるような王子様への愛情… 別れへの懐かしさ…   言葉にできないなら歌にして、貝殻にたくすの…。   誰かが耳をすますまで、海にゆられて眠りましょう。   ここは海…   今、朝の光をあびて泡にかわる。   私は、消えゆく人魚姫ー…   『王子様… 悲しみにかられて一瞬あなたを殺そうと思った…。でも…できなかった…。あなたが好きだから…。どうしても、できなかった…。』   『神様… これも、愛だと言うのですか?』    さよなら     人魚姫…      ~END~
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