捨てられた猫

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そうね あの頃はとても必死だった どんなに傷付いても 構わなかった 傷付けてもいいから 捨てないで欲しかった でも結局許してしまった この存在があの人を苦しめるなら 心を裂いてまっさらな雪に足跡付け あの人の元へ別れを告げに これ以上苦しめたくなかった だから過ちも許したわ 背中を押してあげるの すきだったの だからあの人の幸せを願ったの  
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