始まりの負

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最悪な家庭環境。 それが“彼”の心を年齢に不相応なほどいびつに、そして確実に大人へと押し上げた。 そんな“彼”に、1つ目の事件が襲いかかった。 これは1番初めの事件だが。 残念ながら、この事件だけは詳しく書くことが出来ない。 ただ言えることは、そのとき“彼”はまだ制服すら着れるような年齢ではなかったとゆうこと。 そして、15歳の少女によりムリヤリ“彼”は体すらをも大人にされてしまったとゆうことだけだ。 それ以来“彼”は心を閉ざし、異性、つまりは女性に恐怖を抱くようになった… そして、女性恐怖性を抱えたまま、中学生へと成長した“彼”に人生を左右する、運命的な出会いが訪れる。 「君の笑顔は嘘くさいね…。」突然の声。 中学も2年目に入った春。 笑顔を盾に異性を避け続けてきた“彼”に、ムリヤリ接触してくる一人の少女の声だった。 彼女の名前はリョーコ。 “彼”を闇から救うはずの最初の少女。
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