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そら｢もしかしたら、俺が世界から２人を奪ったのかもしれない…
そう思うときも、やっぱりある…｣
そら｢だからさ…
俺が２人の代わりになろうと思う…
優しさとか強さとか、いっぱい貰ったもの…
世界に還元していきたい｣
ｻｷ｢…？｣
困惑するｻｷを無視して、“彼”は話し続ける…
誰に言うでもなく、自分に言い聞かせるように…
そら｢これは誓いだ…
俺は、あの２人のように誰よりも優しくなってみせる…
そして、今度こそ守る！
自分の大切な人・友達・自分を取り巻く世界
そのための力と強さも、身につける！｣
そら｢今日、この瞬間から誓うよ…
絶対だ…！！｣
そう言いながら、“彼”は静かに拳をあげる…
隣にいなくなった、恋人に見せるように…
目の前にいるはずない親友と、約束するかのように…
ｻｷ｢ムリしないでね…｣
ｻｷは誰にも聞こえないように呟き、ただその様子を心配そうに見つめるだけだった。
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