31人が本棚に入れています
本棚に追加
2004年7月19日22:10分
電話が鳴った。
『幸子さん!英介が事故にあったって!』
電話の相手は英介の母親だった。
幸子は寝ている幸人を起こして
慌てて病院にかけつけた。
そこでは英介の母親が泣きくずれている。
幸子にはなぜ泣いているのか解らなかった。
解りたくなかった……
傷まみれでベットに寝ている英介……
幸子は英介のホッペにそっと触れてみた。
ふれた瞬間にわかった…
英介はもう目をあけない。
そのとき胸が張り裂けそうになって、顔がクシャクシャになって、涙がこぼれた
幸人は泣かないで幸子の泣き顔をながめていた。
2004年7月19日
英介 死亡
最初のコメントを投稿しよう!