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光一は楽しそうな三花を笑顔で見送る。
(ねぇ)
「え?」
(ホントに三花が好きなんだね)
光一は手話がわからず戸惑う。
「あー、ごめんマジでわかんないだよー」
(あ、そっか)
ゆずゆはカバンからノートをだしさっきの言葉を書き光一に見せる。
「あー!うん、マジだから」
照れもせず即答する光一にゆずゆはなんだか嬉しい気持ちになった。そして、ノートに
【三花はホントにいい子だから。あたしが男だったら絶対彼女にするよ】
と書く。光一はそれを見て嬉しそうに笑った。
【でも、あーゆうのダメなのになんで遊園地?】
「最初は映画に誘ったんだ。でも、三花ちゃんがゆずちゃんはそういうの無理だから別のとこにしてくれって。他に思いつかなくてさ」
笑顔で言う光一に反し、ゆずゆの顔は急に曇った。
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