親友。

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直秋からそんな話しを聞きゆずゆは驚いた。 「そんな風に思てるやつがゆずゆのこと可哀想やなんて思ってるわけないやんか」 その時。 別に帰ったはずの三花が通りを走って来るのが見えた。 「ゆず、ごめん!」 開口一番そう言って頭を下げる。 (…あたしこそごめん) 「ううん、私が悪かった。断る前にゆずに話すべきだった。フェアじゃなかった」 必死で手話をする三花にゆずゆは嬉しくなって思わず笑う。 (三花、好い人過ぎっ) 笑うゆずゆに三花もつられて笑い出す。 直秋はそんな二人を優しく見つめていた…。
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