第四章

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「申し訳……ありません」 しばらくの無言の後、コノハナが泣きそうな声で呟いた。 その声音を聞いていると、ハチミツの中の怒りが沸点を越えそうになり、ハチミツは激しく首を横に振った。 「謝らないで。コノハナさんは何も悪くない」 ハチミツがコノハナの肩に手を置く。 「少し……不躾かもしれないけど、コノハナさんとツルミの関係って、おかしくない?何で、彼はあんなにコノハナさんに冷たいの?」 二人の関係に立ち入るには、私はまだコノハナさんのことを知らなさすぎる。 そう思いながらも、対としての繋がりが乏しすぎる二人にたいして、その疑問をぶつけずにはいられなかった。 「ハチミツ」 コオリがハチミツの肩を抱く。 「……ツルミは人見知りの激しい人ですが、本当はとても優しいのですよ。ただ……再会の儀式をしてから不安定になってしまいまして……」 不安そうに呟く、コノハナにコオリは不思議そうに言う。 「再会の儀式はアザが色付くだけで、特に支障がないと思っていたけど……?」 「わたくしもそう聞いておりましたし、わたくしは別に何ともないのです……ただ」 「ただ……?」 再び言いにくそうに言葉を切るコノハナに、コオリが催促をする。
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