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ヒロヤにキレようか、祐也に話しかけようか、黙ろうか悩んでいると、メグが口を開いた。
「い~じゃん!祐也と優衣付き合っちゃえば?」
メグも!?
すると更にミキコが入ってきた。
「そぉだよ!嫌になったら別れちゃえばいいんだしぃ」
ミキコまで……
このグループでは付き合うっていうのはその程度のものなの?
幸太がいきなり席を立った。
「じゃぁこっから先は2人で話し合ってね!さあみんな行くぞぃ」
「まだ何も頼んでないのに……」
「ホッシー我慢我慢だよっ!違う店いこっ」
ホッシーの背中をミキコが押し、メグと幸太もそれに続き出ていった。
ヒロヤが得意気な笑みを口元に浮かべて去っていった。
むかつく!
「なんか変なことになっちゃったな……ゴメン」
祐也がうつむいたまま、申し訳なさそうにつぶやいた。
「祐也が謝ることじゃない……と思うよ」
祐也の顔は見れない。
「ねぇ、優衣はこんな俺……嫌?」
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