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翌朝、携帯から鳴り響く目覚まし代わりのメロディー。斗馬は頭の辺りで鳴っている携帯を探り当てると、半開きの目であくびをした。
のっそりとベッドから這い出ると目覚まし代わりのシャワーに直行し、髪に茶に染まるスプレーをかけ始めた。
地毛であることは教師面々は承知している。が、全校生徒とまではいかないため、斗馬の朝は少し早かった。特に体育などスポーツの絡む朝は特に早い。
髪を染め終えると、黒いカラーコンタクトを目に入れた。
毎朝赤目になるわけではないが、時折赤く色を変えることがある瞳。アルビノと言えば聞こえはいいが、実際は珍妙な生き物としか見られない。
そんな風にしていつもと変わらぬ斗馬の朝が始まった。
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